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2008年03月01日
学習会
学習会を月に一回やっている。
そこでの立場は講師とコーディネーターだ。各人の能力に応じて、学習が円滑に進むように気配りしている。
一般に、学習者には、恥をかきたくない、という気持ちがあり、学習活動を消極的にしている。
皆の前で恥をかかせられるのは屈辱だ。好ましくない自分は認めたくないし、後で話題になりたくはない。
人間は常に序列、格付けをしているようだ。
わざと間違えやすい発問をされるかもしれない。学習者にとって学習会は緊張の連続だ。間違えて、評価が下がってしまうのを怖れる。
評価が下がれば、自分より評価が落ちる相手が現れない限り、居心地が悪くなる。
そもそも、学習とは何であろうか。
そもそも学習とは、未知を既知にするための自由な誇り高い精神エネルギーの活動ではないか。
学習の場は自由な精神空間だ。権威も権力も無い。支配もなければ、威圧もない。
そこにあるのは、真理に裏打ちされた人への尊敬であり、愛と勇気に満ちているべきだ。
また、学習に対する姿勢は未知なるものへどう取り組むかという姿勢だ。それは、自分の人生にどう取り組むか、という姿勢と同じだ。そして、既知となったことがらとどう向き合うか、につながっていく。閉じた知識では力を失ってしまう。それは開かれなければならない。
だから、決して奢ってはならない。侮ってはならない。貶めてはならない。
「わかりません」という答えで、すべてを終わりにしてはならない。
投稿者 恵比寿 : 2008年03月01日 14:31