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2008年01月08日
ネットいじめの記事を読んで
今朝の朝日新聞に全国webカウンセリング協議会が載っていた。ネットいじめは高校生のいじめ件数の14パーセントを占める。(文部省調べ)
ネットいじめに対して、個人や学校単位で対策を講じても、いずれ限界にくるだろう、と予想している。それほどネットの普及スピードが速く、問題に対応しきれないのだ。国全体で早急に取り組まなければならない、と結んでいる。
問題を起こすのは突っ張った一部の生徒ではなく、ごく普通の生徒がごく普通の生活の中で、被害者になり、加害者になっている。
誰がやったかわからない状況ほど、恐ろしいものは無い。誰でもやることができるのだから、誰かを特定するのは不可能だ。
もし、匿名で情報を発信できれば、人を陥れることも可能だ。貶めることも、辱めることも。
ナチスを力づけたのは、当時の一般的な市民層であった。ナチスの暴力を見逃したのだ。失業の重苦しい生活の中で、失業から救い出してくれた救世主であったし、深い失望の中で、ゲルマン民族の誇りを持たせてくれた英雄であったからだ。普通の市民が普通に支持したに過ぎない。
普通の人とは、はたしてどんな問題をかかえている人なのだろうか。
投稿者 恵比寿 : 2008年01月08日 20:14