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2007年05月18日

四半世紀の間に

皆様、いかがお過ごしでしょうか。散り行く桜に淋しさを感じる龍之介です。携帯の桜の画像を残してはいるのですが、道路に桜の花びらが散っているのを見るとやはり切なくなります。
ふと、「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」と、在原業平が桜を待つ人の心を『古今和歌集』で詠んでいたのを思い出しました。桜を今か今かと楽しみにしていた時間は長く、実際に桜を堪能する時間はあまりに短いために、余計に切なさを感じるのかもしれません。さすがに、病院に行って3時間待たされた挙句、診療がたったの3分という状況にガッカリする気持ちとは違うでしょうけど。
とりあえず、これからは新緑の季節となり、鮮やかな緑色に輝いた木々が映えて見えるので、そっちの方に気持ちをシフトします。夏になれば森林浴も堪能できますし。

さて、先日放送されたドラマ『めぞん一刻』を見たのですが、かつて原作を読んでいたこともあり、とても懐かしい気分に浸りました。
主人公の五代役の人の朴訥とした演技が原作のイメージとマッチしていたこともあって、2時間ちょっとの放送時間もあっという間でした。ただ、ラスト数分でちょっと納得いかない部分がありましたが、まぁ、それはそれで。
そう言えば、ドラマのサブタイトルに「携帯もメールもないけど、僕らは一生懸命生きていた」とありましたが、よく考えたら当時(昭和58年)って、携帯電話なんてスパイ映画でしか見られない夢のまた夢のような話だし、メールなんてもってのほか(せめて、文通ぐらい)ですね。
電話は今では磯野家ぐらいしか見られない黒電話に代わってようやくプッシュフォンが台頭するようになったはず。ちなみに、前年の昭和57年12月にテレホンカード式公衆電話が開発されたものの、まだ羽田空港や成田空港などの一部でしか使えないものでした。
よく考えたら、まだNTTじゃなくて日本電電公社という名称ですし。それに、パソコンだってごく一部の専門家が使うもので、今のように家庭に普及していないですからね。

それが約四半世紀の時を越えて、ここまで文明が進歩したというのは驚きの一言でしか形容できないですね。伊東美咲とほとんど年齢が変わらない自分が言うのもおかしな話なのですが。
ただ、ノスタルジックな気分を味わう上も楽しめました。実際、管理人さんの部屋のテレビはチャンネルをひねる形式(当然リモコンはない)でしたから。
今後も不定期に続編を作りそうな感じでしたので、その時にはまた見たいと思います。

追伸:田中幸雄選手、2000本安打おめでとうございます。これからも日本ハムの兄貴として、チームを牽引し、更なる活躍を期待しています。

投稿者 龍之介 : 2007年05月18日 00:02

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