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2007年05月11日

五月の桜

ゴールデンウイークが終わってしまいましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。五月の桜に心癒される龍之介です。やっぱり、桜の花には人の心を魅了する何かがあるのでしょうね。
さて、美しいものを手元に残しておきたいという感情は人間心理の奥底に潜んでいる、という話を以前どこかで耳にしたのですが、その感情を自分も隠し持っていることを実感しました。
と言うのも、毎年桜の写真を携帯カメラに撮っては、それをしばらく待ち受け画面にしているのです。きれいな花というのはいつ見ても癒されるので、疲れたときに眺めるとそれだけで心が和みます。
過去には散った桜の花びらをパズルのように一枚の花として組み立て、咲いているような状態で押し花にしたのですが、1ヶ月も経たずにしおれてしまい、かえって申し訳なかったと反省したことがあります。ただ、写真ならいつまでも色あせずに保存できるので、誰にも気兼ねなく残しておけそうです。

そんな訳で、ゴールデンウイークの最終日は、特に予定もなかったこともあり、散歩がてらに近所の桜並木で撮影会をしていました。
きれいに咲き誇った木々を見ながら歩いていると、同じことを考えていると思しき人をちらほらと発見。デジカメや携帯カメラを片手に撮影する人、スケッチブックに桜の情景を描いている人など老若男女を問わず、たくさんの人が桜に見入っている様子でした。中には親子三代(だと思う)で花見をしているところもあり、実にのどかな光景でした。
こうしたほのぼのとした姿でもまた心が和まされます。

もしかしたら、美しい花のそばでは誰もが美しい被写体となれるのかもしれません。一つ一つが映画のワンシーンのように美しく彩られて、それを見ている人も一際輝かせる……だなんて、柄にもなくロマンチックなことを考えてしまいました。
現在、私の携帯の待ち受け画面はその日に撮った桜が写っております。桜の木の全体図を撮ったものとアップで撮ったものの二種類あり、今は全体図の方ですが、その日の気分でアップで撮ったものにも変えようと思っています。どんな気分のときに変えるかはまだ考えていないのですが。

あと、これだけは声を大にしてお願いしたいことがあります。
「花見に行った人はちゃんとゴミを持ち帰ってください」
美しい景色を美しいまま残すのが、人として美しい行為ですから。

投稿者 龍之介 : 2007年05月11日 00:02

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