2007年05月09日
笑えないこと
龍之介さんの「笑顔日和」を読んで、「そうだよなあ」と心に染みるものを感じました。それに、色々考えさせていただきました。
自然、「自分にとってふと笑顔がわいて来る時というのはなんだろう」と考えました。
私はくいしんぼうなので、おいしいものを食べた時ももちろん笑顔が出ます。けっこう好みや趣味が細かい方なので、龍之介さんと違ってグルメリポーターにはなれないと思いますが……。
あと、動物が好きなので、生き物を眺めているといつのまにか笑顔になっていますね。ちょっとした仕草が本当に見飽きなくて。
龍之介さんが言うように、ふと笑顔がわいたその瞬間というのは生きることを実感している時でもあるんですね。
意識して笑うのではなく、自然に笑みが出てきた時、というのは本当に気持ちがいいですから。そして日常、案外少ないことでもあるかもしれません。
そんなことをつくづくと思ったのは、とある新聞記事を見て、ちょっと重たい気持ちになっていたせいもあります。
最近、何かが起こるとわっと批判が集中する、みたいなのあるじゃないですか。学校批判とか、今時の何々は……とか。
特にインターネットですね。私が読んだ記事でも、普通の人なんですけど、ある時ネットで批判的な文章があふれているのにふれて、気がついたら自分も他者を批判する快感に浸っていた、という。
批判するのって確かに気持ちいいです。それに、お手軽なんですよね。人のしたことに対して何か言うだけなら、誰にでもできる。逆に、何かをうまくやるのって難しいから。
少数の仲間はずれを作り出し、それを異分子と決め付け、攻撃することで集団の安定を維持する。それって、人間の持つ性質みたいなもので、だからこそ放っておいたらまずいもののはずですよね。だって、それこそ今、批判の的となっているはずのいじめと、要は同じなんだし。
それが笑顔の話とどうつながるのか、というと、他人の攻撃ばかりしていると、肝心の自分自身の現実というか、人生を生きることがおろそかになったり、「心から笑いが突き上げてくる瞬間」を失ってしまったりすることがあるんだと思います。
それって、生きがいや幸福を失うのと同じですよね。
周りを見回してみれば、なんとなくわかります。職場でも、学校でも、いじめの首謀者に、幸せそうな人っていないですよね。
いじめたり、批判する側にいれば一見安全だけど、でも失うものもある。考えるとちょっと怖いけど、でも考えなきゃいけないことですよね、きっと……。
投稿者 YUKI : 2007年05月09日 18:50
コメント
こんにちは。コメントありがとうございます。
「笑顔になれる瞬間」というのは本当に大事にしたいと思います。
それって、「自分が今まで生きてきた時間」の中から生まれてくるものだと思うし……。
動物は好きですが、猫にはよく逃げられてしまいます。
犬との暮らしが長いので、犬化しつつあるのかもしれません。いつかにゃんこをなでなでするのが夢です。
投稿者 YUKI : 2007年05月13日 13:54
こんばんは、龍之介です。
私が自然と笑顔になれる瞬間に気づいたのは
、自分自身に関して色々と思い悩んでいたときでした。
自分の好きなことや物をじっくり考え、考え抜いた末に見出したのがこれだったのです。案外単純なことでしたが。
あと、私も猫好きであるため、YUKIさんの動物と戯れているときに自然と笑顔になれるという気持ち、分かります。
投稿者 龍之介 : 2007年05月11日 00:13