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2007年05月03日
大人のクイズ
ゴールデンウイークも後半を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。イレギュラーで登場の龍之介です。
ここ最近、木曜の深夜に書き込むことが定着していましたが、これから泊まりの旅行に出るため、今回はちょっと早めに書き込むことにしました。たまにはこういう変化があってもいいのではないかと勝手に思っています。
私は最近、『ビジネスマンのための大人のクイズ』という本を読んでいます(『華麗なる一族』は読了)。
大人のクイズと聞いて良からぬイメージをした人のためにあらかじめ言っておきますが、そういう系統のものではありません。エスプリ(機知に富んだ頭の働き)を活性化させるためのもので、柔軟な発想力を鍛えるための本であります。
簡単に言うととんちクイズ(もしくは意地悪クイズ)といったところでしょうか。
あれこれ考えても分からなかった問題も、答えを見ると「してやられた」と悔しさを感じることはあるのですが、この手があったかと妙に納得してしまい、ついついのめり込んでいます。
カウンセラーに限らず、多くの人と接する職業であれば、柔軟な発想は必要不可欠ですし、『ビジネスマンのための〜』と銘打っているだけのことはあるかもしれません。
ちなみにこんな問題がありました。
「アフリカのある部族が雨乞いの踊りを踊ると、必ず雨が降るそうだ。それはなぜか」
その部族が超能力者や予言者の集まりというわけでもなく、答えは実にシンプルなものでした。なぜならば、「雨が降るまで踊り続けるから」というのが答えだったのです。
言われてみれば、確かにその通りですね。雨が降るまでずっと踊っていれば、いつかは雨が降るのですから。
ただ、こんな注釈がありました。「本当になるまで言い続けることによって、それを信じる人が増え、誰もがその方向へ動き出すから、やがては本当になってしまう」と。
要するに、未来を誰かに委ねるのではなく、自分で思うような未来を作り出してしまえばいいということなのかもしれません。
とかくこの世は生きにくいものではありますが、こんな風に機転の利いた考え方ができれば、少しは上手に乗り切れるかもしれませんね。
では、最後にパソコンの概念を発明したアラン・ケイ氏の言葉で締めたいと思います。
「未来を予想するもっとも良い方法は、それを自分で発明することである」
投稿者 龍之介 : 2007年05月03日 08:19