2007年03月24日
耳と心とコミュニケーション(2)
2000から8000ヘルツの音は女子高生の嬌声と同じ音域だそうです。
50歳を過ぎると高周波が聞こえにくくなる理由は、聞く必要がなくなるからだといわれています。女子高生の嬌声にわくわくする年齢ではないことは確かです。一般的に、使わない機能は低下していくものです。
また、その音域は子音が含まれています。よくお年寄りと会話をすると、「そんなに大きな声を出さなくても聞こえます」、という返事がかえってきますが、「子音をもっとはっきり発音してください、大きな声は不自然で、失礼ですよ」、というメッセージがふくまれているのではないでしょうか。
そして、高周波は脳にエネルギーを送ります。だから自分の声で高周波を聞く事ができるようになれば、生き生きとした生活を維持できるのではないでしょうか。会話はとっても大切なのです。
不足しがちなエネルギーを補うにはモーツワルトのバイオリン協奏曲がよいようです。小さな音でも力をもらうことができます。反対に、低音は身体にリズムを与えますが、実際、エネルギーは小さいのだそうです。だから、若者は大音量を好むというわけです。
私はというと、静かな部屋で、昔の音楽を廃盤となったレコードで聴いてみたいですね。
投稿者 恵比寿 : 2007年03月24日 11:52