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2007年03月15日

耳と心とコミュニケーション(1)

3月3日、耳の日、渋谷で耳に関するシンポジウムがあり参加しました。
耳について、興味深いお話を聴くことができました。

声には、魅力的な声と聞きたくない声があります。声を聞いてもらう職業の人は、特に、気をつけなくてはなりません。
もし眠りを誘う声を発声していたとしたら、相手の集中力を欠いてしまいます。また、生気のない声では相手の活力をも奪ってしまいます。
もし、相手が自分の声に嫌な印象を感じていたとしたら、どんなにすばらしい内容の話をしていても聴いてもらうことができません。
よい話し手になるためには、よい聴き手になることがポイントだそうです。
自分の声を最初に聞く人は相手ではなく自分自身です。
自分の声は空気を伝わって相手の耳に入る前に、骨を伝わって自分の耳に入ります。
わたしたちは、話しながら自分の声を聴いているのです。

そして、だれでも工夫次第で魅力的な声をだすことができるそうです。
正しい発声は、正しい姿勢から生まれます。
実際に、発声のワークショップをやりました。
骨を伝わる音、骨伝導の声を出すと
小さな声でも、しっかり相手に伝えることができるのは驚きです。
聴いている相手を考えずに、大きな声を出している自分が恥ずかしくなりました。
怒鳴る必要が無くなれば、人間関係はもっと豊かになるのではないでしょうか。

相手に響く声で互いに話をすれば、それこそ共鳴する関係ができます。

互いに響きあう関係が本当のコミュニケーションだとつくづく思いました。

投稿者 恵比寿 : 2007年03月15日 22:24

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