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2006年10月10日
世の中捨てたものじゃない
認知症の母が骨粗鬆層で腰椎骨折
お世話していただいている方からの苦情の電話が
ひたすら平謝りする以外にない
そんなこんなで結局はケアマネージャーに相談へ
母の担当はケアマネステーションの所長
早速リハビリの為の施設を確保してくださった。
病院の先生がよく手配できたねと驚いている
そっかそんなに空きがないんだとその時気付いた私だった。
こんなに配慮していただいていたなんて、母の通院の帰りにお礼に伺った。
ニコニコと私にあまり自分を責めないでとまた暖かな言葉がけを戴いた。
感謝の気持ちでいっぱい。
自分ひとりではどんなに頑張っても手に負えない時、SOSに限る。
逃げ出さず、受け止め、前を向いて歩いていると必ず手を差し伸べてくださる人がいる。
所長に相談していた私を見ていた認知症の他のおばあちゃんが、
帰ろうと外に出た私に、コンコンと窓をたたいてにっこりしてくれている。
おばあちゃんの笑顔が元気だしなさいと言っているように見えた。
表現しきれないほどありがたかった。
帰宅して夕食の時に今日の出来事を家族に話していると、
息子が「今やらないと後で後悔するよ」といってくれた。
思ってもいなかった一言に大人になった事を感じた。
これからもまだ不安はあるけれど、母さん手をつないで歩いていこうね。
いろんな思いが交錯した一日だった。
本当に人は一人じゃないんだね。
投稿者 春野桃 : 2006年10月10日 21:10