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2006年10月09日

星の王子様

絵をみた。

小さな地球の上に星の王子様が立っている。
彼の周りには、何本か、草が花をつけている。
あとは火山の噴煙がまっすぐ上にあがっているだけ。
そして、地上の荒涼とした様子とは対照的に
空には、大きな星たちが思い思いに輝き、それぞれの存在を主張している。


サン・テグジュベリは、1943年に、偵察飛行にでたまま帰らなかった。
その知らせをきいたドイツ軍は敵であるにもかかわらず彼の捜索を始めたという。
しかし、敵味方をこえた捜索にもかかわらず、彼の消息は不明のままだった。
その残骸が地中海で発見されたのは、21世紀になってからだった。


小さな地球と大きな星たち。
なぜ、地上の人々は争うのか。

夜間飛行は、星たちと語り合うひと時であったであろう。
空からみる地上絵には国境などない。
ただあるのは、山脈であり、平野であり、川であり、海である。

地上から離れた視点から見えたものはなんだったのだろうか。

投稿者 恵比寿 : 2006年10月09日 20:49

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