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2006年09月26日

鈴虫

鈴虫が鳴いている。
息子が小学校の時教材に付いてきた鈴虫が懐かしく思い出される。
虫が苦手な私としては胡瓜ひとつあげるのもどきどきものだった。
その思いとは関係なしにどんどん殖えていってくれて、
そのうち夜中まで大合唱、うるさくて目が覚めてしまうほどに。
しかし、室温が18度をきったころみんな全滅。内心嬉しい?やら悲しいやら。
近くの空き地に返した。
翌年なんと聞き覚えのある虫の音が聞こえてきた。
あの鈴虫ちゃんだ。卵が孵ったのね。すごい鈴虫ちゃんの生命力。
無常にもその空き地にマンションが建ってしまった。
もう駄目かと思いきや、なんと今でもないている。
が、あの鈴虫ちゃん?

あれから、10年
あっという間に年月が流れていく。

永遠なんてないね。

こうしていても、どんどん流れていく。
どんどん変わっていく。

欲しくて欲しくて手に入れたものも不要になってきたり
価値観も変わっていく。
若さはもちろんの事。
いつまでも家族はこのままでいるものと思っていた。
当然いろんなことが変わっていく。

なにが自分には変わらず残るの。
今を生きているって言う事。

今日一日、今この一瞬を大切に、真摯に生きることだけでいいね。
そして、最後の一瞬まで夢をいつも胸に持ち
その夢を実現する勇気を持って生きていたらOKだよね。
できたら、誰かの心に何か残っていたらもっとOKだね。

投稿者 春野桃 : 2006年09月26日 22:37

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