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2006年09月24日

旭岳と旭山動物園

 大雪山の旭岳に登りました。
 本格的な登山ではなく、ロープウェーで登り、その後は姿見の池周辺を歩いて回る、1時間ほどの散策コースです。「日本で1番早い紅葉」ということで、何度かニュースでも流れていました。
 その景色は凄かったです。ロープウェーの降り口から少し歩いて見上げると、旭岳の山頂部が見えます。勢いよく蒸気を吹き上げる地獄谷は、何百年も前の崩落の跡らしいです。
 「石の川」と表現するしかない風景もあります。土砂が流れた跡なんでしょうね。
 斜面には大きな岩がごろごろ。激しい火山の爆発で吹き飛ばされたものなんでしょうが、今は驚くほど静かで動きません(当たり前)。
 紅葉の赤、針葉樹の緑、点在する池の青。
 いつもよりも空が近くにあり、景色の向こうには遠く町並みも見えたり。
 アイヌ語で「カムイミンタラ=神々の遊ぶ庭」、というのだそうです。
 イマジネーションをかきたてられる言葉ですよね。
 人の世界を超えた、美しく尊い場所、というような意味なのかなあ、と思いました。
 でも、あんなに寒いとは思わなかった(笑)。ロープウェーで10分間登っただけで、気温は2度。地上より一足先に、晩秋を経験してきちゃいました。

 翌日は、最近、日本で1番人気の旭山動物園に行きました。
 と言っても初めて行くわけではありません。自分の町からもさして遠くないため、子供の頃にも何度か来た場所です。
 昔と変わらない外観(新しい施設は色々増えたけど)に、昔と違って驚くほど大勢の人が行き来するのは、なんだか不思議な光景でした。
 どんな施設があるかはすでに有名ですが、「見る価値がある」っていうのは本とに嘘じゃないですよ。それも「1度は」じゃなくて、何度でも。
 それに、大勢の人が、大人も子供も目を輝かせて、同じ1つのものを見ている光景も感動的でした。
 人は1人1人違うけれど、同じように「凄いなあ」と感じる心を持っている。人間ならば通じ合える部分、って言うのもちゃんとあるんですよね。
 そういう素直な気持ちを思い出せる、っていう意味でも貴重な場所かもしれません。
 北海道の外から来た人には、サービスとか、店員さんの愛想とか、驚くか怒るかするところなのかもしれませんが(笑)。
 次は是非冬の動物園を訪れて、ペンギンさんの散歩が見たいなあと思いました。

投稿者 YUKI : 2006年09月24日 10:20

コメント

 ありがとうございます。
 私もいつか、自分の足で頂上を目指してみたいです。
 熊さんがちょっと怖いですが・・・(笑)。
 でも、もしかしたら小さな生き物にも出会えるかもしれないですよね。

投稿者 YUKI : 2006年09月26日 08:58

充実した日々を過ごされていますね。
私も中2の頃、夏休みに旭岳に登りましたよ。
足でコツコツとです。文面に”姿見の池”などが出てきて懐かしく感じました。
凄い霧で何度も何度もテントを張りなおし、引き戻ったりしたのですが、頂きに着いた時は感動でしたよ。
夏ですが頂上は雪渓があり、オジはスキーが出来たな、なんて言っていました。
旭岳はその一回限りですが、ロープーウェーの散策も楽しそうですね。何か昔を想い出し、懐かしい気分になりました。>^_^<

投稿者 ruby : 2006年09月24日 13:21

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