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2006年09月21日

親が子を子が親を

  日が暮れるのがすっかり早くなってきて、今朝は寒くて目がさめました。

 最近新聞やテレビのニュースで子供の虐待の果てに殺めてしまったり、
大好きなはずの親をもう二度と会えない存在にしてしまったり、
こんな悲惨な悲しい事件が頻繁に伝えられています。

 私達が当たり前の様にして育っていくという事がけっして当たり前ではありませんね。
人というのはただ人間として生まれただけでは人間らしい生活を送る状態にはならないし、
二本足で歩く事、手を使う事、人に興味を持つ事、言葉を話す事など、
環境が与えられないとこんなことすら出来ない。

 虐待を受けた子供の特徴として、不安定な対人関係で人と関わろうとして
逆に人との関係で混乱しやすくなってしまいます。

 子供は虐待を受けていても親を責めずに親をかばう事が多いです。
こんなに愛しい子供達です。
また、虐待をしている親も傷ついています。

 こんな現代の状況を変えていくにはどうしたらいいのでしょうか。

 子供に対して暖かい環境を継続的に与える努力がとても必要に感じられます。
例えば学校から帰ってきたときにおやつを一緒に食べながら、今日あったことを聞いてあげる。
落ち込んで帰ってきた子の変化に気付き安心できるような言葉をかけてあげる。
ひとりぼっちではないこと、いつでも見方であることを感じさせてあげる。など

 私の一人息子も、あれなんか様子が変わってきたなと感じたときに、
本人いわく話しても話を私がよく聞いていないとむくれていたときがありました。
もう18歳になり、私よりも足も身長も高くなっていますが、これから将来にむかっての不安もあるのでしょう。
やはり家庭は安息の場であり、だらっとできる環境にそれと美味しいご飯作りを私は一番にしています。

 簡単にはいかない人間関係の中で人間が育っていく事。
場合によっては、繰り返される虐待に傷ついて人間関係を結ぶのが下手になっていく子供達も
いるけれども、逆にそこの所に継続的な愛情を注ぐ事によって救い出す事が出来ます。
子供の悲しい顔を作らないように、子供達の笑顔をみんなで守っていきたいものです。

投稿者 春野桃 : 2006年09月21日 10:25

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