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2006年09月16日
コミュニケーション失敗例
ここ数ヶ月、歯医者さんに通っています。
先日(と言ってもけっこう前)、ふとしたことから、お医者さんと険悪ムードに。わかりやすく言えば、喧嘩をしてしまいました。
自分はいい年をして何をしているんだろうと落ち込み、サツバツとした気持ちにもなりました。
それにしても、他人様と喧嘩したことなど随分と久しぶりです。せっかく(?)なので、色々と考えてみました。というより、考えないと落ち着かなかったのです。いわゆる「気持ちの収拾をつける」というやつです。
まず、感情というのは目に見えないものですよね。心は無色透明。
「怒り」とか「不満」とかわかりやすそうなものですら、案外気がつかないことも多い。
歯医者さんの例で言えば、「もっと治療法のこと説明してほしいなー」とか、「いつまでかかるのか教えてほしいなー」とか、いろんな不満が知らないうちにたまっていたのかもしれません。
そのことに自分で気づいていれば、もっと慎重に言葉を選ぶこともできたかもしれませんが、私はあまり自覚していませんでした。
そのため、お医者さんの一言に対し、つい不用意な発言をしてしまったという面もあったかな、と思いました。
もうひとつ、言葉というものは何らかの意図があって発せられることが多いですよね。
私は「事実を口にした」だけのつもりでも、相手にとっては「責められた」と感じられることもあります。
「本当のことを言うと悪口になる」と言えば、誰でも身に覚えのあることかもしれません(笑)。
コミュニケーションの難しいところ・・・・・・だと思うのは私だけでしょうか。
このため、時には相手の他意のない言葉を深読みしたり、あるいは思慮が足りなかったりで、揉め事に発展してしまうんですよね。
私はけっこう馬鹿正直に、言葉通りのことをしゃべったつもりで知らぬ間に相手を怒らせている、ということがありました(笑)。
ちなみに「責められている」と感じると、心に余裕がない限りはハリネズミ状態になります。つまり、身を守ろうとして自分も攻撃的になるんですね。
歯医者さんもそうだったのだと思います。でも、その時の私には、相手が憮然としている理由がわかりません。つまり、通じていないのです。
こうなると後は、マイナス感情の拡大再生産です。コミュニケーションは失敗。結果、お互いに不快な思いをした、と。
「嫌なことはさっさと忘れる」というのが私の主義です。でも、どうしても気持ちの収拾がつかない時は、状況の分析を試みるのもひとつの手だと思います。
ただ、この方法の欠点(?)は、冷静になって考えてみると、ほぼまちがいなく「自分にも悪い点があった」と気づいてしまうことです(泣)。
喧嘩して落ち込んでいる時に、「そうかー、やっぱり私も悪かったのかー」と気づくと余計に落ち込むんですよね。
人同士の揉め事って、交通事故みたいなもんで、一方に百パーセントの過失がある場合っていうのはめったにないのかもしれませんね。ないわけじゃないですが。
ちなみに件の歯医者さんですが、治療の途中でやめるわけには当然いかず、後日また行きました。
さいわい、先生たちは何もなかったような顔をしてくれたので、ホッとしました。(むしろ気を使わせちゃったみたいで悪かったです・・・・・・)
ただ、なんとなーく態度が変わったような気のする先生が若干1名。
「根に持つ」っていうのは・・・・・・こういう場合、1番ヤバイ選択肢だよなー、と思いました。以上。
投稿者 YUKI : 2006年09月16日 10:07
コメント
お医者さんに質問するのも、なかなかしづらい時がありますよね・・・・・・。
「よくある質問への答え」みたいなのが、歯医者さんにあればいいんですが。
こういう治療の時は平均何回くらいで終わる、とか、治療費の内訳とか、あったら便利なのになあ、と思います。
投稿者 YUKI : 2006年10月03日 08:56
こんばんは、奇しくも歯医者に通院中の龍之介です。
歯医者さんと喧嘩してしまったとのことですが、私はつい歯医者さんの言いなりになってしまうため、ちょっと羨ましくもあります。
治療法についてや、あとどのくらいかかるのか教えて欲しいという気持ちは常々持っており、その辺で釈然としない気持ちを抱えてしまうことも、時にあるので、その気持ちはよく分かります。
うまくそれを伝えられればいいんですけど、なかなか難しいですね。
投稿者 龍之介 : 2006年09月29日 23:55