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2006年08月15日

親との関係

親との関係に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
 我が子のために親のためにと絡み合ってしまう事も多々ありがちです。

 健康な発達の親離れは子供にとってこれまでにない大きな試練です。
 純粋に親のいうことをきいてきたそれまでに区切りを付けて、自分作りに今度は純粋に取り組む。
それは、自己主張が激しくなり、自己決定できるようになり、自分らしさが育っていきます。
 けっこう自分の中では大変な作業です。
 
 やがて親しい大人同士の関係になることが親子両者にとってのひとつの目標でもあります。
離れていく寂しさを強く感じてしまい、良い関係が築けるということに気付けないこともあるのではないでしょうか。
そうすると、親の方は自分の寂しい感情を子供にぶつけることになりかねません。
子供はというと、そんな親の心配をしてしまうと、自分の心に耳を傾けることができずに、親のためにうごいてしまうということも多いのではないでしょうか。

 そんな子供達に私達親が出来る事というと、”自由”にしてあげることではないでしょうか。
その一方で子供を抱える役割も持っています。
 子供の言葉に表れた表層で過激に反応せずに、上手く受け止められれば、子供の気持ちはそこで収まる可能性も高いと思われます。
 自分で考え失敗し、自分の人生の主人公になることが必要な子供たちに、大人は分かっていても言わないで待つことは子供にとってこの課題を乗り切れる環境ではないでしょうか。
 
 私自身も子離れの時期です。やがて大人同士の仲良しになることを楽しみにしています。
 若者達の日々の純粋でひたむきな頑張りにエールを送るとともに、
その手(この手)を放しましょう。大空へ飛び立たつために。
きっと、仲間としてまた帰ってきます。

 私も子離れを試練に感じているとともに、子供達もこの試練を乗り切れますようにと応援したいと思っています。
 

投稿者 春野桃 : 2006年08月15日 13:22

コメント

コメント有難うございます。
息子さんの自立よかったですね。
お母さんの気付きが良い親子関係への道になりましたね。
大丈夫です。子供たちはみんなたくましいです。
でも、電話してもいいのではないでしょうか。
葉書を出したり、なにか送ってあげたりと応援してあげてください。
親同士bonordoriさんの気持ちよくわかります。
私達も元気に楽しく暮らしてゆくことが、息子さんも安心できますし、なにかあっても心の支え
にできますね。
本当にコメント有難うございました。お元気で。

投稿者 春野 桃 : 2006年08月19日 09:04

自分で考える、ということが25歳になってもできず、親元でずっと25年間を暮らしていた息子。
思えば親である私が過剰に心配し、息子はなにもできない、と決め付けて、世話をしてしまったことに原因があります。
今ではそう反省できています。
そして、息子は無事、3ヶ月前に巣立ちました。
お盆に顔を見せに来ました。
私が以前感じていたよりも、ずっとずっと大人びて見えました。
春野先生のブログを見て、子離れは試練、本当にそう思い、ついついコメントさせていただいてしまいました。
離れていても気になります。ご飯たべているかしら、と。でも電話をしたいのをぐっとこらえて、見守ろうと思います。

投稿者 bonordori : 2006年08月17日 17:13

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